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パターはハンドファーストに打つほうがいいのか?

プロや上級者の中には、パッティングの際いちばん最初のきっかけ動作として、手元を一旦、目標方向に動かし、それからヘッドをテークバックして打つ人がいます。

このきっかけ動作は「フォワードプレス」と呼ばれ、単に「静から動へ」スムーズに移行するためのものなのですが、この動きを見たアマチュアの中には、フォワードプレスは「ハンドファースト」にストロークするためのものだと、勘違いしている人もいるようです。

フォワードプレスすると、若干ハンドファーストになったように見えるが、インパクトまでにはほぼ垂直の状態に戻っているのが普通

フォワードプレスをすると、確かにその瞬間は「ハンドファースト」の状態になりますが、その後のストロークでそれは解消され、インパクトではシャフトがほぼ垂直な状態でボールをヒットするというのが普通です。なぜなら、多くの場合、そのほうが転がりがよくなるからです。

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ハンドファーストにインパクトするとロフトが死んでしまうし、シャフトを反対に傾けてもロフトが多すぎて転がりが安定しない

パターのフェースには、ほんのわずか(2~4度程度)ですが、アイアンと同じようにロフトがついています。これは、打ち出し直後にボールを少しだけ浮かせることで、グリーンの芝面との摩擦を軽減し、その後の転がりをスムーズにするためのものです。

つまり、このロフトの機能を生かしてパッティングするには、シャフトが垂直の状態でインパクトを迎えるのがいいということになります。ハンドファーストにインパクトすると、せっかくのロフトが死んで(0度以下になって)しまい、スムーズな転がりにならない可能性があります。

また、シャフトの傾きが反対(手元側が目標と反対側に傾いた状態)になると、設定よりロフトが多くなりすぎて、打ち出し直後にボールが弾んでしまい、こちらも転がりは安定しません。

46-3とはいえ、パッティングは自分がいちばん心地いいストローク、心地いいインパクトをすることが何より大事です。もし、わずかにハンドファーストに打つほうが「心地いい」と感じるのであれば、ロフトが少し多めについているパターを選ぶといいでしょう。

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植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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