肩甲骨の動きを意識して正しい回転を行う

普段の生活のなかで肩甲骨の動きを意識することは少ないでしょう。ただ実は肩甲骨というのは我々の身体の構造において重要な役目を果たしており、当然ゴルフにおいても極めて重要な部位でもあります。

身体は肩甲骨で回転する

肩甲骨は筋肉や関節ではないので、それ自体が複雑な動きをするわけではありませんが、肩甲骨を動かそうとすることでそれに付随したパーツが大きく動きます。

肩甲骨には大きく分けて「寄せる」と「離す」の二つの動きがあります。

5-1図を見ればわかるとおり、寄せたときと離したときでは腕の位置が全く変わります。

では、今度は片方の肩甲骨を寄せて、もう片方を離す動きをしてみてください。

5-2図のように、自然と上半身が回転したでしょう。

これがゴルフにおける正しい上半身の回転です。「身体を回転する」というと、腕や顔ばかりが横を向こうとする人がいますが、これはいわゆる手打ちの原因にもなります。

こうして肩甲骨の動きを意識して、身体全体の力で回転ができるようになります。

腕を伸ばして、正しい肩の使い方を覚える

肩甲骨の動きは、腕を真横に伸ばした状態で一番感じられます。腕を横に伸ばした状態で前述の肩甲骨の動きを繰り返し、正しい上半身の使い方を覚えましょう。

慣れてきたらこれをスイングのときのような前傾姿勢で行うのもいいトレーニングになります。前傾姿勢になった状態でこの動きができない人は、股関節がうまく入っていないという証拠です。

また、このトレーニングを行う際、腕が真横にあることを常に確認しながら行いましょう。腕が上にいってしまう人は肩に力が入ってしまっているため、身体の可動域を狭めてしまいます。逆に腕が下にいってしまう人は肘をつかってしまっていおり、これもまた可動域を狭める原因になります。

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植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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