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どうしてもスライスが止まらないなら、アイアンはトップブレードで合わせる

アイアンは、長い番手になるほど、ロフトが少なくなり、クラブの構造としてボールが「つかまりにくく」なります。9番アイアンは真っすぐ打てるのに、6番アイアンだとスライスしてしまうというのは、このクラブの特性と関係があります。

現在、市販されているアイアンセットは、5番アイアンからピッチングウェッジまでの6本セット(あるいは6番アイアンからの5本セット)というのが一般的になっていますが、かつては3番アイアンからというのが普通で、プロだけでなく、一般アマチュアもロングアイアン(3番、4番アイアン)を打ちこなすことが求められました。

当時のロングアイアンは、ヘッドの構造的にも、現代のアイアンよりさらにつかまりにくいものだったため、アドレスの際、リーディングエッジではなく、トップブレード(フェースのいちばん上の部分)を目標に対してスクェアにして構えるという人も少なくなかったのです。

65-1 ※通常のアドレス
65-2 ※トップブレードで合わせたアドレス

つまり、最初からフェースを目標より左向きにして構えることで、つかまりにくさを補い、スライスを防止していたということです。

現代のクラブは、構造的に非常に打ちやすく、つかまりやすいものになってはいますが、それでも、初・中級者の中には、5番アイアンや6番アイアンが、「スライスしやすく」、「苦手」という人は多いでしょう。そういう人は、トップブレードをスクェアにして構えるやり方で、当面、スライスさせないで打つ経験を積むことがとても有効です。

極端なやり方でも、「スライスが出ない」状態を作ることで、徐々に「苦手意識」が払拭され、スウィング自体が改善する効果が期待できるからです。そうして、構え方ではなくて、スウィングでボールをつかまえられるようになってきたら、少しずつリーディングエッジをスクェアにして構えるように修正していくといいでしょう。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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