スタイミー

スタイミーとは

ゴルフに使用するコースでは、ほぼ例外なくバンカーや池などの障害物が存在します。スタイミーとは、自身が飛ばしたい方向に樹木のような邪魔をする存在が確認され、思い通りにショットができない状態を表します。また、このような場合に、障害となっている木々の間を抜けるようにボールを打つことを、スタイミーショットと呼びます。

スタイミーの本来の意味

スタイミーという言葉は、現在ではボールの進行方向に存在する邪魔な木々のことを指し、プレイヤーや観客はもちろん、競技を中継するアナウンサーも当たり前のように使っています。しかし、元々は自分のボールとカップとの間に、他の競技者のボールが存在している状態のことを意味し、グリーン上で起こり得るものでした。

スタイミーのルール改定

かつてはグリーン上で、自分のボールとカップの間に他競技者のボールがあっても、ピックアップを要求することはできず、自力で何とかする必要がありました。そのため多くのプレイヤーは迂回する、飛び越えるといった手法を用いていたのですが、1952年にスタイミーに関するルールが改定されたことにより、現在のような形になりました。